何と、4月も中盤になっている。公務員は、4月に様々な切り替えがあって、雑用をかたづけながら毎日チョロチョロ忙しがっていると、つい昨日だと思っている時間がもう1ヶ月も前だったりする。新しい毎日が又、始まった。
昨日から、学校の先生も始まった。仙台市内の小さい女子大の保育科の図工の先生を3年前から、僕はしている。半期。毎回、何をしたかを記録しておこう。
第1回 4月17日。自己紹介。私のは、長い。なぜ、私がここ(教壇側)にいて、分かったようなことを話して良いのかを、まず、学生側が知る必要があるのではないかと、70年代初頭に学生をしていた私は、気にしてしまうんだよなあ。その上で、沢山質問してね、という話。
授業の、後半は、幼児を対象にした美術を学ぶために最低限必要な、認識の発達/発生のおさらい。ただし、齋風。基本は、井出則雄風改。
図工を習う/受けるのではなく、図工を教える人になるための美術の基礎を学ぶんだからね。この次、各自「ナイフ」を持ってきなさい。「どこで売ってんですか?」「教えてあげない。誰に聞いたらいいかは相談にのろう。まず、さしあたって、お父さんはどうかな。家にあるかも知んないし。次はイエローページか?」という授業。終了時、出席とともに、質問を2つ書いて終了。連休前の2回目は、ナイフあるんだから、何かけずろう、かな。
この授業は、どのように進むんですか?先何があるか教えて、という質問や、リクエストが学生から来る。やることは、初めに述べた。予定を立て、それをなぞるように履行するっての、私はいやだな。美術は、予定を拡大するのが仕事。行き当たりばったりに見えるけれど、自分の持っている全てを動かし、それが起こっている場所で、そこで決めて対応する。こういう練習、これまでみんながいた学校ではあんまりやってこないからなあ。だからこそこの授業ではやっておこう。