休みが取れないまましばらく続けて働いたので、何日か続けて休みを取った。快晴の亘理に、親父とはらこ飯を食いに行きながら海の温泉に入り、山形に新蕎麦を食いに行ったついでにリンゴ入りの山の中の露天風呂につかって川の側でソフトクリームをなめ、気になっていた展覧会のギャラリーを全部、しみじみと一日古いマウンテンバイクで巡り、材料も分量も私の体に最適なレストランで、遠くに海を見ながら昼食をとった後、街の中の川が見える地下のカフェでコーヒーを時間をかけて飲み、変に興奮したままへんてこりんな二重焦点の眼鏡を新調して、自分ではいくらやってもシャキッとしない24インチの自転車を、達夫君のところで話を聞きながらすっかりなおしてもらい、最終日の今日、孫とあっちこっち詳しく見ながら、竹駒神社をゆっくり散歩した。おおなんとすてきなじいさんの休日だったことか。でもまだし残していることはある。
休みの作業が続く中で、一日、友人の最新式オートマチック軽自動車を運転する機会があった。山形の蕎麦屋まで往復。しごく快適。私はシトロエンの2cvと、ルノーのエクスプレスという自動車を持っている。ほぼ趣味の自動車で、すでに下取り価格とかとは縁のない車だ。これらの車がどのように、家族の一員かと言うことについては、お父さんのひとりごとにも何回か書いたことがあるし、話し始めると長くなるからここではしないが、オートマチック、なかなかいいんだなあ。少し動揺している。自分の体の状況が変わってきているので、身体の増強マシンとしての車の選択の幅も変わってくるのだろう。しばらく動揺を楽しもう。
おう、9月1日だ。ちょっと変則技だ。ほんとは10月6日なの。
8月の末に、本当にしばらくぶりで、競技会を「見に」行った。それは、蔵王エコーラインのあっち側の終点にあるスキー場で行われた、マウンテンバイク(自転車)の耐久レースで、競技会といってもフェスティバルとして行われた会だったので、むしろ真剣な楽しさに満ち満ちていた。
快晴の、秋風が吹き始めた、広いゲレンデの草むらの中に腰を下ろして、次々目の前を走り去る一生懸命の人たちを、双眼鏡も動員して、「見る」のは、充実した暇つぶしとしては実に豊かな時間の過ごし方だった。僕は、モーターサイクルを巡っては、選手として幾つかの大会に出場し、何回かの大会を主催したりしてきたので、その両方の視点で楽しめた。選手として参加するかはともかく、これからも機会があったら見に来ようと、その時思った。
ただ、一生懸命ペダルを踏む人たちを見ながら、僕が考えていたのは、しばらく前に構想した「仙台トライアングル」という遊びのことだった。
スタートは、広瀬川が、青葉山にぶつかって大きく蛇行し、市内にはいるために再び向きを変える、三居沢の河原。堤防の上を来た道を山側の突き当たり(トイレ駐車場有り)に向かい、そこから市有林にはいる。初めは、長い上りの階段だ。もみの林を抜け、宮教大の裏手、元金属博物館手の広葉樹林帯を通り抜け、市有林南端からバス通りを横切って、青葉台バス停終点にいったん出て、その先右手に続く国有林へと移る。東北道の脇をかすめながら山を下り、そのまま南をめざして高速道の下をくぐり、太白山自然観察の森を登る。太白山頂にチェックポイントを置いてもいいが(確かに見晴らしは最高だが)、ま、そのへんは軽く流して、鎖場下あたりで太白山は折り返し、林道を下って国道286を横切り、茂庭荘方向に進んで、東北縦貫道の東側すぐ下あたりから名取川に降りる。名取川をそこから下れば、栗木橋下に一カ所堰があるだけで、そこをのり越えれえば、広瀬川との合流点である日辺までは、適当な緩急のある広い流れのまま、一下りだ。20年前にはオフロードバイクで走り回った、日辺の芦の原だった河川敷の上を南道路が走っている。あたりの河原も、今ではすっかり整備されてしまった。ここから広瀬川を逆上り、千代大橋、広瀬橋、宮沢橋、愛宕橋と市内に向かって進んでいけば、遊歩道や、抜け道や、普通の道路が、野外博物館として上流三居沢まで、整備されている。ほら、戻ってきたでしょう?というルート。
さて、何で移動するといいか/快適か。三居沢から茂庭荘は、人間の足(走る)。茂庭荘の前から日辺までの名取川は、船(カヌー)。そして日辺から三居沢までの遡上は、自転車(ATB)がいいのではないか。すぐ競争はできそうだけれど、本質的なエデューロとして行うなら、順位は、早い遅いではない方法で付けたい。というより、常設コースとして、いつでも、ふらりと出かけられるといいな。各々のポイントに、デポジット(資材留め置き所)があって、自転車や、船が置いておけるようにして。まず最初に、全部徒歩(もちろんランニングでも、止めるものではないが)で、ぐるっと一回り、というのをお奨めする。次に、全部自転車。こっちの方が、体力的には少し、楽かな。川のどっち岸を使うかは、各自考える。これだけでも結構面白い。この距離でも、確かに、川は、高い方から低い方へと流れていることは、うんざりするほどじっくりわかる。というような、遊び方。
やっぱり、速い人が偉いのかなあ。何とか、速い遅いじゃない、遊び方の所で遊べるともっと面白いのだが、と思うこと自体が、負け惜しみなのかなあ。久しぶりで見た、マウンテンバイクの競技会の時間に身を浸しながら、しばらく歩いていないこの辺の周りを思っている僕がいた。
快晴の、秋風が吹き始めた、広いゲレンデの草むらの中に腰を下ろして、次々目の前を走り去る一生懸命の人たちを、双眼鏡も動員して、「見る」のは、充実した暇つぶしとしては実に豊かな時間の過ごし方だった。僕は、モーターサイクルを巡っては、選手として幾つかの大会に出場し、何回かの大会を主催したりしてきたので、その両方の視点で楽しめた。選手として参加するかはともかく、これからも機会があったら見に来ようと、その時思った。
ただ、一生懸命ペダルを踏む人たちを見ながら、僕が考えていたのは、しばらく前に構想した「仙台トライアングル」という遊びのことだった。
スタートは、広瀬川が、青葉山にぶつかって大きく蛇行し、市内にはいるために再び向きを変える、三居沢の河原。堤防の上を来た道を山側の突き当たり(トイレ駐車場有り)に向かい、そこから市有林にはいる。初めは、長い上りの階段だ。もみの林を抜け、宮教大の裏手、元金属博物館手の広葉樹林帯を通り抜け、市有林南端からバス通りを横切って、青葉台バス停終点にいったん出て、その先右手に続く国有林へと移る。東北道の脇をかすめながら山を下り、そのまま南をめざして高速道の下をくぐり、太白山自然観察の森を登る。太白山頂にチェックポイントを置いてもいいが(確かに見晴らしは最高だが)、ま、そのへんは軽く流して、鎖場下あたりで太白山は折り返し、林道を下って国道286を横切り、茂庭荘方向に進んで、東北縦貫道の東側すぐ下あたりから名取川に降りる。名取川をそこから下れば、栗木橋下に一カ所堰があるだけで、そこをのり越えれえば、広瀬川との合流点である日辺までは、適当な緩急のある広い流れのまま、一下りだ。20年前にはオフロードバイクで走り回った、日辺の芦の原だった河川敷の上を南道路が走っている。あたりの河原も、今ではすっかり整備されてしまった。ここから広瀬川を逆上り、千代大橋、広瀬橋、宮沢橋、愛宕橋と市内に向かって進んでいけば、遊歩道や、抜け道や、普通の道路が、野外博物館として上流三居沢まで、整備されている。ほら、戻ってきたでしょう?というルート。
さて、何で移動するといいか/快適か。三居沢から茂庭荘は、人間の足(走る)。茂庭荘の前から日辺までの名取川は、船(カヌー)。そして日辺から三居沢までの遡上は、自転車(ATB)がいいのではないか。すぐ競争はできそうだけれど、本質的なエデューロとして行うなら、順位は、早い遅いではない方法で付けたい。というより、常設コースとして、いつでも、ふらりと出かけられるといいな。各々のポイントに、デポジット(資材留め置き所)があって、自転車や、船が置いておけるようにして。まず最初に、全部徒歩(もちろんランニングでも、止めるものではないが)で、ぐるっと一回り、というのをお奨めする。次に、全部自転車。こっちの方が、体力的には少し、楽かな。川のどっち岸を使うかは、各自考える。これだけでも結構面白い。この距離でも、確かに、川は、高い方から低い方へと流れていることは、うんざりするほどじっくりわかる。というような、遊び方。
やっぱり、速い人が偉いのかなあ。何とか、速い遅いじゃない、遊び方の所で遊べるともっと面白いのだが、と思うこと自体が、負け惜しみなのかなあ。久しぶりで見た、マウンテンバイクの競技会の時間に身を浸しながら、しばらく歩いていないこの辺の周りを思っている僕がいた。
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