ブログに文章をアップするというだけで、私が、いかに七転八倒できるか(したか)についてこの前書いたが、読み返して、OSX(この場合オーエス・テンね)を巡る騒動について書き忘れていたことに気付いた。
ブログの更新の話だけだったらたいしたことではないのだが、心ならずもiPodなどを手にしてしまったために、それまで「これで人生終わってもいい、これいじょうのOSなんてないんじゃないか。なんかXになるとすっかり使い方変わるみたいだし」と、頑なに変えていなかった、手持ちの電脳のOSをXに変えなければいけなくなった。普段手元に置いて主にワードプロセッサで使っているシェルにはOS9,2が入っている。これで文章を書いてシンプルテキストに写し、そのファイルをiPodに載せて、WebにつながっているパワーブックG4に持っていく。これで全ての問題は解決だ(何か新しいことをやるたびにそう思うのだが)と、iPodをG4に繋いだとたん「このなんか分かんない機械(iPodのことね)は、OSXでなければ私は受け付けられないのよ」と、彼女は言うのだな。シェルでは動いたくせに、新しいのになると、何だかだめなのだ。そこで、それまで起動ディスクを9にしていたG4のオペレーショソフト(OS)をテン(X)に換えることにした、と言うより変えた。しかしそれでも、iPodは動かない。こういうのほんとに動揺するよねえ。色々電話したり開いたりのぞいたりしてわかったことは、既にOSXはグレードアップしていて、最初に入れたバージョンではこのiPodには役不足なのだということがわかってくる。そんなこと最初から言ってたでしょう、みたいなことをPCが言ってくる。うるせい、この野郎。この、なんだか、機械の方が正しげに、人間のバージョンの古さを見下してくるような(ま、そう感じる私がおかしいのは重々わかった上でしかし)態度が、私はいやだ。なんて怒ったりしていても、何もらちがあかないので、アップバージョンのダウンロード(こうなると、これにかかる時間が、なぜか悠長に長く感じて、途中で強制終了してしまって、もっと大変な手間暇になったりしながら)というのをし、何とか先に進もうとするのだが、いざ動き始めれば始めたで、OSXの操作は、僕にとってその前までアップルのOSで積み重ねてきた経験とはまったく関係ないと言ってよいほどの変わり様で、とまどうことのみ多かりきなのだった。たぶん、PCとの付き合いを、もっと密に持っていて、ここがこうなってるともうちょっと使いいいのに、とか感じられるほどに使っていた人たちには、ものすごく使いやすくなっているのだろうなということは感じられるが、ほとんどワープロとメールを読むことだけに特化して?使っていた人には、最初からやり直すと思った方が早かった。何は、ともあれ、このように、ほうほうの体で、あの長い「美術の授業」は、ブログ上に出現したのだった。