2008年7月2日 快晴。石巻は乾いた空気で、温度低し。

 昨日今日と、石巻市立釜小学校に出張して美術探検。昨日は6年生120人。今日は5年生120人。物理的には疲れているが、気分はウキウキで疲れてないみたい。でも、帰りにトラックの中で30分ぐらい前後不覚で寝ていたようだ。

 美術館が休館中なので、学校に呼ばれると、トラックに実物大レプリカ(といっても、ただのコピーをフレーミングしただけのものだが)を何枚か積んで、同僚の先生に運転してもらって出かけていく。鑑賞の授業と言う名目の美術探検。7月になったら急に要請が増えて、昨日今日は石巻市、中旬に仙台市内寺岡の各小学校。呼んでくれる先生たちと相談をして、たいていは5、6年生が対象。いっぺんにだとちょっと人数が多いので、3クラス分の人数を二つのグループに分けてとお願いしたら、なんと男子と女子に分けて来て少し驚いた。でも、この年代の人たちはそれも又話のネタになった。それなりに充実。ものすごい集中。
 6月30日に7月13日にする子供アトリエの人たちと広瀬川河原でする活動の打ち合わせと下見。7月に入って石巻の小学校2日連続美術探検。出張旅費がないので泊まりはできず、連日トラックで日帰りで出かける。明日3日は、市内の幼稚園(美術館と連携して美術教育活動のモデルになってもらっている園)年中組と近くの公園で美術館探検館外編。5日から7日まで山口県美術館に呼ばれて鑑賞活動の研修。9日に、東京で美術館連絡協議会の人たちと美術館教育の研修ができるかどうかの相談と打ち合わせ。
 いったいどうしたんだ。なんでこんなにせわしないスケジュールになってしまっているのだ?でも、今回見たような、充実し集中する子供たちの顔を知っていると、つい又あの顔を見たくなって安請け合いしてしまう。忌野清志郎の歌う「空が又暗くなる」をカングーのプレーヤーに入れて、僕も大人なんだから勇気を出そうととなえながら、午前の早い時間の授業に間に合うように出発するため、朝早く美術館に向かって自動車を走らせる毎日だ。