2009年 6月23日 こんな水色の空をしばらくぶりで見た。気持ち良く晴れた午後。白い雲が浮かぶ乾いた空。

僕は、脳内出血を巡る三種類の薬と前立腺の薬を一つ、毎朝飲んでいる。その他に、同じ時間に幾つかのサプリメントを食べる。血管を柔らかくするエキスと、腸内細菌を補強する粉。書くと凄い量みたいだな。でも、ま、これらは、今のところ明らかに僕には効いている。そして最終的には水だ。アルカリ水素補強電解水。
先週末、サプリメントの一つがなくなり始めたので、昨日月曜の休みの日、町中の薬品店に、買いに出かけた。

認知症だと診断されてすぐ申し込んでおいたおかげで、胞夫さんが近々グループホームに引っ越せることになった。部屋を下見に行って(大変良い角部屋だった)寸法を測り、どのような部屋にするか考えた。彼自身は、もうすっかりそういうことに対しての興味をうしなってしまっているので、かってに様々考え、これまで彼の周りにあったものを少し持って行って使うことにした。
さしあたって、朝一番で、母の使っていた古い仙台ダンスを一竿、持って行った。家で、小間物入れや食器入れとして使っていたのの中身をすっかり出し、引き出しを全部抜いて枠だけ運び込む。枠だけでも仙台ダンスを運び込むと、一気に個人の部屋らしくなる(と思うのは僕だけか)。ベッドがあって、トイレが各部屋に付いていて、押し入れがあり、思い出の古いタンスと、あとは簡単で座り心地の良いディレクターズチエア。東と北側にある大きい窓から広い田圃と、飛行場から離陸してグイグイ昇って行く旅客機が見える。僕が住みたいなあ。そのあと、入れる所がなくなった小物類をしまっておくための方法を探しに、幾つかの店を巡るうちに時間が来る。
自転車で駅に行き、電車で長町に降り、地下鉄に乗り換えて勾当台まで出て、歩いて県庁裏の生D薬局に寄り、いつものサプリメントを買う。普段歩かない裏側の路地をつなぎながら北六番町の農学部の前まで歩く。さらに東に曲がって北六小の近くのいつもの食堂まで歩き、ユックリ美味しい昼食。時間的に、混んでいた人たちがちょうどみんな帰って、僕ひとりになって食事の感じ。
食後、しばらく文庫のミステリーを読んでから食堂を出て、ユックリ歩いて通町の二輪工房Sまで。特に買うものもないのだけれど、活動を巡る雑談をして北仙台駅にたどり着き、うまい電車が無かったので、再び地下鉄で仙台駅まで戻り、ちょうどぴったりあった電車で家に帰る。沖縄で買った新しいビルケンシュトックのサンダルでずうっと歩く。ぎりぎり雨に降られずに一日過ぎる。あそことここでお茶を飲めると、最高の一日だったかもしれないが、充分に充実した休日。できるだけ早く、無印かニトリで食器棚を買って、外に出ているものをしまおうと思う。