2009年 8月 14日  快晴。なんと気持ちのいい言葉だ。


月半ばにてんかん性痙攣で自分が1週間入院し、退院したと思ったらカミサンが水の飲み過ぎ(としか原因が思い付かない)の低ナトリウム症意識障害で2週間入院するという、なんともはやの7月が慌ただしく過ぎ、8月はユックリしたいなと思っていた。なんとアッという間に14日だ。ずうっと眠い日が続いている。今日、快晴。何かを挽回するには良い気候になった、気がする。


新しくなったブログには、本人がまだなれないでいる。この新しいスタイルは、僕の使っているマッキントッシュ電脳に入っているあるアプリケーションが元々持っているフォーマットを、少し改造してそのまま使っている(知っている人はすぐわかったと思うが)。僕の電脳系エンジニアであるMr.Ameeに希望を述べて意見を聞き、彼に様々助けられながらやっているのだが、これが僕にとっては結構ストレスだ。一生懸命僕の相談に乗ってくれている人がいるのに、申し訳ないが、僕は、本当に誰かが決めてくれている形に会わせるのが嫌いというか、どうもだいぶ下手なようなのだ。たとえ電脳でブログを書くというような単純な作業だとしても。冷静に考えれば、そこの変更はほとんど体制に影響は無く、誰も変更に気付かない、であったとしても自分で決めてしたことでないとなんだか気になる、ということが多い。困ったものだ。とは言え、そのような様々な変更を経て、このブログは、しかしこれまでとはまるで比べられないくらい簡単に写真を入れて組み立てられている。しばらく練習を続けるつもりだ。皆さんも、しばらく微笑みながら見ていてください。


前にも書いたかもしれないが、最近、亘理山本町空間博物館というのがあるのを知って喜んでいる。これは、仙南の海岸沿いにある各部落のお散歩に最適なルートを網羅したもので、その各々の長さも最長4キロぐらいで、僕なんかにはぴったりなのだ。これまで知らなかったのが悔やまれる。幾つかの拠点があって、そこにはトイレと地図が用意されている。拠点と行っても、公民館だったり、古い倉庫(といっても歴史的なものなのだが)だったり、さりげない。ルートそのものも、全く普通の集落の中の道だったり、地図には出ていない近所の人が普段使っている踏み分け道だったり。初めて行くと、こっちで良いのかな?の楽しみもある。まるで、聞くところのイギリスのフットパスのようだ。これまで松川浦に魚を食いに行く時だけに使っていた道の脇にも幾つかの拠点があって、まだ曇り空の続いていた頃の一日、上の娘とそのうちの一つを歩いてみて、嬉しかった。何でもないところに、何でもあることを発見する力が試される。そういうのって美術だと思うのだが。ここのことは、知っている人たちはもう大勢の人が知っているのだろうが、あんまり世俗化せず、様々な意味でちょっとイギリス風に、静かに続いてくれることを心から願う。