2011年 4月 7日  暖かく動かない空気。曇り空。


今日はすでに14日なのだが、4/7日から8日にかけて書いた文をアップしておこうと思う。再び大変だったのだから。

創作室に通常出勤が始まって数日たった。創作室の東向きの窓から見える空は、放射能さえ見えなければ(見えないけれど)もうすっかり普段のとおりだ。

今日の帰り、いつものパンをもらいに、四郎丸の渡辺さんちに寄る必要がある為に、今日はハンターカブで出勤。様々な意味で良いだろうと思ってモーターサイクルにしたのだが、間違いだった。この前地下鉄で出勤しようと長町まで来た時で、充分懲りたはずなのに、4号線は大丈夫だろうという読みは間違いだった。今回は渋滞にはまってすぐ、恥も外聞もなくすり抜けを敢行。僕のバイクはみんなのより少し(この少しが重大なのだが)幅が広いので、見切りが難しい。歳とってくると幅の見切りはそもそも鈍くなってくるし。着いた時はコタコタになっていた。

この日の夜11時30分過ぎ、強い余震があって、家は3/11に戻った。でも、電気と水はつながったまま。いやはや。明日は休んで土日をかけて再び片付けだ。この前生き残った瀬戸物がほとんど壊れてしまったし、電子レンジも壊れた。だから今度は棚に戻さないで、床に積んでおくことにしよう。順番に始めよう。

今日は4月11日だ。電車は8日から再び不通になったので今日はカングーで来た。ハンターカブにするかカングーにするか迷ったのだが、帰りに雨が降りそうだという予報と、早く出れば大丈夫だろうという見通しで、車にした。で、朝6時50分に出てきたのに、名取に入ったあたりから大渋滞、ほとんど動かない。美術館に着いたのが9時半過ぎ。うんざりだが車で行こうと決めたのだからしょうがない。この震災を僕の中でどうとらえるのか、考えは未だまとまっていない。
僕の中でどうとらえるのか、なんて言葉が何だかなじまない。何かを考えようという感じではないなあ。既に何かは解っているのにその言葉や感じはこれまでの経験の中からは紡ぎ出せない/紡ぎたくない感じ。テレビやラジオや新聞などで様々な話が述べられているのだが、どうもすり寄れない。同じ様に思ったり良い考えだなあと思ったりすることはままあるのだが、なんだろう、本当は違うと思ってしまう。こんな感じは、僕が、地震にはあったが津波にはあってなくて、ライフラインや通勤はもとに戻ってしまったあたりにいる人だからだろうなあ。