そこにある事は様々な事が積み重なってそこにある。
思いもよらない様々な事に想いを馳せる。
ここに石があるように。
2012年 7月13日 蒸し暑い高曇り。雨降らず。
今日は既に7月19日だが、13日に書き始めた文が今日終わったので公開する。このあたりから始まってこの一週間、考える事が多かった。全く違う事を考え、全く想いもかけない地点に着地したのだけれど、なにはともあれ、まずはここから始まった。書いておこう。
みんなは胃検診に行ってしまった。僕は今年から週3日出勤なので、職場での健康診断からは外され(職場検診に混ざるためには週勤4日以上必要)て、町の健康診断に自己負担で申し込まなければいけないことになった。なので、今年はそういうことを何もしない事にしてみたい。一人創作室に残って、これを書いている。
昨日午前中は岩切保育所の年長組が20名程来て、小雨の中美術館探検。善い子供達で、大変面白かった。午後、長命ヶ丘保育所の先生が2人来て来週の下見。今日は今から、日吉台小学校の4年生が60人来て、二グループに分かれて美術館で活動。僕は美術館探検を2回連続でする予定。そして明日は月例の美術館探検だ。雨降りそうで降らない。
7月4日に、しばらくぶりで、不特定の人達とのノッツオをした。範囲は一応長町モールから一番町への良く行く典型仙台末端街中ユラユラルート。午前10時地下鉄長町南駅モール内出口(あたり)集合。主につれづれ団という面白い事やりたいね団体のメーリングリストで集まった人7名。あっちこっちから三々五々集まって来る。この人達は、既に様々なつれづれ活動をして来た団体なので、面白い?物見つける視野範囲がすでに広い。いつもの、何回も来ている道程なのに、新たに上までツタの絡まった電信塔(既に回りを高層マンションに囲まれていてあんまり電波飛ばなそうだったが)とか見付けて、どんどんルートが変わって広がっていく。旧秋保街道に出て古くからある洋品店のワゴンセールで「ビルケンサンダル」という名前!の399円のスリッパに見入ったり(心を鬼にして購入はしなかった)しながら蛸薬師に裏参道から入り、長町病院に出て僕が子供の頃から知っている木製アーケード(もうすぐ崩壊しそうだ)を経て駅前に出る。そのまま駅に行こうとしたら、向かいの新しい高層マンションの敷地の中に赤い鳥居が見える。よく見ると鳥居と小さなお堂が見えるのだが、歩道側は金網で囲われていて、入る所が見つからない。様々歩き回ってぐるっと回り込んだマンションの敷地の駐車場側からたどり着く。赤い鳥居の後にある大きい土台には、片隅に小さいお堂があって、残った広い面の部分に太いボルトが二つ突き出している。みんなでこの状態を楽しんでいると、「皆さんはどういう団体の方ですか」と管理人さんが出て来てしまった。静かに話してはいたのだが、ま、当然ではある。こういう場合、僕が一番年長なので、代表で答えることになる。こういう時、顔の筋肉の麻痺を少し感じる。
イヤハヤドサクサと抜け出して予定の道に戻り、本当はここから出てくるはずだったんだぜというスーパー脇の路地を見たりしながら、長町駅向かいの和菓子屋「蛸屋」へたどり着く。もう12時を過ぎていて、各自ちょっとしたスアマなんかを購入。おいおいそんなに買ってどうすんだよという人少し。昼ご飯は後で別に食べるんだからね。各自様々なレジ袋を下げて、切符を買いホームに上がる。日差しをさけて、ホームの北橋に集まり、車座に腰を下ろして、スアマ等で軽く静かに宴会。歌、挨拶等無し。隣の高架の上を新幹線がピュッと通りすぎる。我々の車座の側で写真を撮るため待機していた鉄道マニアのおじさんの「今のは試作車だぜ」という解説付き。電車を2本程(この時間、電車は数分おきに来る)見送ると、帽子に赤線の入った駅員さんが向こうの方(我々はホームのはずれなのでずうっと向こう)からやってくるのが見えた。おっ、次は何かな?「皆さん黄色の線の内側でやってください」。凄い、それだけ言うと返って行ってしまった。ううむ、確かに2人が黄色の線の外側に座っていたのだった。急いで黄線の中に移動し残りを食べる。次に来た仙台行きの電車にみんなで乗って仙台駅へ。
仙台駅では、仙石線への長いエスカレーターに乗って地面の中に降りて行く体験をし、地下道を通って七十七銀行本店の前に出る。みんなで本店受付に行って、金融資料室の見学を申請。電気付けますからちょっと待ってくださいを経て4階の博物館へ。おおこれが小判かなるほどというような感激的見学の小一時間をクーラー付きで楽しみ、二番町通りへ出る。小学校脇を通り抜けてイロハ横丁の中のレーションへ移動。レーションは知る人ぞ知る本格マクロビオテックの食堂で、時間どきに来ると、カウンターしか無い店は常に満員。けれど、今日はもう二時を過ぎていたので、全員入って善くかんで食べる質素で豊かな玄米昼食。その後、中野神社をお参りし、光源社を見て、むかいのカフェアンビアンで食後のお茶を飲んで解散。腹一杯の一日だった。