たいてい、
そこで起こっている事が
そこに有るという事自体が
面白い事だったりする。
ネガティブな思考を外せば
たいていの事は面白いのに。
2012年12月 1日
小雪が、しかしどんどん、降って来る、厚い曇り。
さて12月だ。昨晩東京の娘と電話で、物を送る相談をしていた時「月末には帰るからその時で良いかな」と言われ「えっ、帰ってくるの?」と反射で言ってしまったが、この月末はもう年末年始なのだった。いやはや。なんだか誰かにだまされているのではないかと思うぐらい時の経つのが早い。先週あたり箱根駅伝を見たように思っていたのだが、あと数週間で、もう次の箱根駅伝を見ることになる。いやはや。
この前のブログを書いて以降、生活で動いた事は1 ソーラーパネルの点検をしてもらった。2 源蔵蕎麦を食いに行った。3 TYZ(トライアル/トレールバイク)が戻って来た。4 ペレットストーヴが来た。5 沖縄に居る娘が少し居た。6 来年度再雇用面接。というほどの事で、その合間を縫って?、幼稚園や保育所の人達との活動、カブスカウトの人達との活動、4年生の人達との探検活動、6年生の人達との鑑賞活動、大学生の博物館学の授業、休日にノッツオの会2回、市民センター主催の美術を巡るお話会。空いている日は、これらの動きを普通の生活に慣らすための活動が続いて、なんだか毎日忙しくすぎた。ううむ、こういう風に改めて書き出してみると、ちょっとうんざりな程動き回っている。
1 僕の家は、個人住宅としては満杯の太陽光発電をしている。今年の夏、一月で4万5千円程の売電をした月もあった。それが10月に入ったとたん2万円を大きく割ったので、どうしたのかなと見てもらった。
屋根の上のパネルを直接は見ないのだった。部屋の中にある電脳の端末表示器を操作してわかる?のだった。ううむ。もちろん特に問題はなかった。発電機とその表示器の間の無線がちょっと途切れた時が何回かあって、そのとき表示器を見ると発電していないように思えてしまうが、電気の売買に関しては途切れなく上手く動いていたと確認。10月は発電的な日照!?は不順だったのだという事がわかった。
2 ふと気付くと、昨年はやはり静かに過ごしていたのだ。山形南陽萩の源蔵そばには少なくとも年1回はここ数年毎年行っていたのに、去年は行かなかった。しばらくぶりで行った源蔵そばは、値段が150円高くなったのと、店の人が順調に歳とっていたのをのぞいて、もとのままだった。冬なので、いつもの大根煮が出ていて、菊のおひたしも出た。もちろん蕎麦は旨かった。このそば屋には、いろんな人を誘うので、僕だけ何回も行ける。2回目に行ったとき、いつも帰る道ではなく戻って来たら「狸森焙煎所」という名前の(注意書きの多い)カフェ(身ぐるみはがされないだろうな?)を見つけて寄り、これまた旨いコーフィーを飲むことができた。旨い蕎麦の帰りに旨いコーフィー。次はこのカフェに行くだけのために山形に行こうと思う。回りの谷あいも面白そうだし。そもそも、超モダンな服装の若いマスターが、一本歯の天狗下駄で、板張りの店内をがたがた歩き回るのが怪しい/嬉しい。「狸森」はムジナ!モリと読むのが正しいらしいが、こうなると僕はタヌキモリでも良いと思うな。
3 この250ccのモーターサイクルは脳内出血をしてバランスが上手くはとれなくなったと思って以来、若い友人に貸してあった。彼はしばらく乗っていたのだが、今年度から廃車にしたと聞いていた。僕はその間トモスというモペットを持っていて、天気の良い日に図書館に行くとき使っていた。このモペットで仙台まで行ったりもするようになっていたのだが、ペダル付き50ccだと、ふと入って行ける道が結構限られる。で、お願いして手元に戻してもらい、新たにナンバーをとった。
エンジンは一発でかかる事はかかったのだが、ゴムやスポンジがすっかり劣化していて、普通に道を走るのには少し手入れが必要だった。こういう仕事をすると、僕は左手がだいぶ麻痺している事がわかって上手くできず、最後は弟の友人、自転車屋の村上君にお願いして、キャブの調整その他をしてもらった。以降快調。このモーターサイクルは2サイクルエンジンなので、音とニオイがとても良い。でも寒くなったので、沢山は乗れない。ううむ。
4 薪ストーブを使いたいと、この家を建てた時から思っていた。一時期本気に見て回ったが、最近の薪ストーブはあんまり煙突や排気は気にしないでも設置できるものが出て来たという事は判明した。何しろ、僕の家は煙突を付ける側の隣の家との隙間が狭い。煙突の事は判明したが同時に、薪が大変だという事も判明した。具体的にシュミレートしてみると、これは煙突なんて問題じゃない程大変だということがわかって、この話はしばらく停止ということになっていた。
先月から始めたお話会に使っているそあとの庭に、ペレットストーブのデモンストレーション機が入った。なんなのこれは!会社の人に来てもらって場所を見てもらい詳しく話を聞いて、これこそが我が家用だという事が判明、即導入決定。設置工事は2人で来て1時間半。アッという間に設置完了。火力はそんなに強くはないけれど充分。点火消化がスイッチ一つ、薪として燃やすペレットは20キロ袋入りで700円ちょっと。電気は使うが、停電の時は家のソーラーで充分な消費電力。家の中に火の燃えている所があると、全体にほかほかしてくるのが嬉しい。
5 沖縄で生活している人達にとって、本土、ましてや東北仙台あたりはもうすっかり危険地帯のようだと、電話していると思う。そういう所に住んでいる娘が、彼女の仕事である展覧会の打ち合わせを東京でするためやって来て、数日岩沼に滞在した。若い人は、一日様々な活動を充分にして家に帰り、夕方から3階の自分の屋根裏部屋に入り込み、引っ越し以来になっている自分の荷物の整理を夜半までする。もう活動は一日一個なんて言っている僕からは想像もつかない仕事の進みよう。一日ですっきり整理され、同時に結構な量の粗大ゴミ。そういう毎日の一日、時間を取って6号線を磯浜まで下り、海沿いを戻る。2年過ぎたのに、ほとんど何も変わっていない。ぼろぼろのままの中学校の校庭に三段重ねに廃棄してある流された車の残骸。何処までも続く両側にペンペン草だけが生えている回りは何も無いデコボコのままの道。放射能とか言っている前に、の想い。言葉も無く写真を撮る娘。時々見に来ないとダメだなあ。
6 もう疲れたからこれは省略。というよりこういう風に書いて来ると、これは思い出すのが疲れる。
というような作業の間に、前に述べた教育活動が入って来る。それは又、違った興奮を僕にもたらし、午前中一生懸命やってしまって午後から気絶!が普通なのだが、そういう時に限って午後から別の団体や相談が入って再び興奮。帰り、駅で立ち食い蕎麦を食わないと糖分不足で家までたどり着かないという具合。大丈夫なのかねえ。
早く帰って、ストーブの前でお茶飲みながら雑誌を読むっていうの、ゆっくりやりたいなあと思う毎日だ。