ここまで大きくなった
のだから、
なんとか一人で
生きていきたい。
2015年 2月 5日
深い曇り。夕方から雪と言っていたがまだ降らない。
気がついたら2月になっていて、しかも新しい年になっている。
ああそうだ、この2月1日にNFLのスーパーボールがあって、何しろそれまではテレビ三昧の毎日だったのだ。アメリカンフットボールのない日は、週末ごとにどこかでやっているマラソンの中継を見、週1で仙台郊外の女子大に図工の授業に行って期末の課題を出し、その成績を付け、ほぼ毎週丸森町の大蔵山(これ/ここについては、改めて書かなければいけない。面白いことが起こっているのだ)に友人を連れて行き、あと何をしていたのだろう、なんだか毎日なんとなく忙しく終わるという日々を送っていた。
それにしても今年が始まってアッという間に1ヶ月が過ぎた。僕自身が趣味嗜好無為のうちに過ぎたと思っているうち、世界は、なんだか焦げ臭く変な方向にジワリと進んでいるかに見/思える。
宮城県美術館の2014年末は、12月15日に始まって翌年1月30日まで続くほぼ1月半のメインテナンス休館だった。これは11年大震災の修復で、震災直後すぐにやった割れたガラスの交換以来、やとお金(予算)がつき、職人の手当がついて、本格的な作業ができるようになったからだ。常勤の人達はこの休みの期間、新たに始まる教育普及部の活動のための様々な用意とかがあった。非常勤の僕は極力出勤しないで、今居る人達がやりたいようにやれるようにしてもらうようにした(と自分だけ思っている)。非常勤の有給休暇は常勤の半分もないので、週3日しか出勤しないとはいえ、この時期ずうっと休むと、既に今年はあと5日しか休みが取れなくなてしまった。「良いんですか?」と確認されたけれど、良いのだ、去年だって意識的に休んだのは5日なかったんじゃないか。
「MOKU」という総合雑誌?がある。どこかの大きな書店で見たような気もするが、普段は全く僕とは関係のない雑誌。昨夏そこの編集部から連絡があって、14年の10月号で美術館の使い方の特集を組むので話を聞きたいと云って来た。去年の9月若い女の編集者が東京からやって来て、数時間インタビュウをし写真を撮って帰った。10月号は、「リベラルアーツ」という特集で、そこによくまとめられた僕の話が乗った。内容はいつも話している美術と美術館の使い方。大変良くまとめられた僕のいつものお話。
最初に送って来たのがいつの間にか手元に無くなっていて、そうすると、読んだよという人から連絡が来る。ええと、どういう話だったっけと、新たに3冊送ってもらった。
再び、大変良くまとめられたいつもの僕のお話。自分ではなかなかこうはいかない。僕のお話がいつも同じで長くてかなわないと思っている人は、これを読んでみてください。