よく見ることから始める。
まず出てくるものやことが、
自分。
しょうがない。
2019年3月14日
乾いた冷たい空気。晴れ。
3月1日に沖縄から帰ってきた。今年、沖縄県立芸術大学での博物館教育論集中講義は2月20日からの3日間。
1日目に美術の考え方ー図工ではない美術を伝える意識をめぐって話せる部分、2日目に教育の考え方ー学校教育と社会教育の自覚と違い、最後の日にワークショップー成就を目指さない過程の充実を考える教育活動ーと美術館での活動ー展示してある作品を越えてある美術ーの実践という流れで話をした。
博物(美術)館の教育をめぐるお話は、学生(特に芸術大においておや)の時は、つい自分のための話として自覚しがちだが、僕の話は実践なので、あなたの先にいる人たちのための勉強なのだ。というところまでたどり着くのが大変。また、僕の博物館教育論は、全く白紙の状態から参加できて、ほぼすべての実践と理屈を自分で組み立てるという、今考えると大変幸運で理想的なことをさせてもらったからできたことで、今からどこかの美術館施設に入って行って、すぐできることではない。
なんていうことをこちらも自覚/意識しながら話すので、話があっちこっち飛んで、戻って、喉がかれる。聞く方も大変だったろうとは思うが、90分の講義を15回、1日5回ずつ3日間。疲れたとかなんとか思う前に終えてしまう。そのあと沖縄市にある長女の家に移動して、1週間ぶらぶらーふらふらーして3月1日に帰ってきた。帰ってすぐ、風邪気味になった。
僕は、だいぶ前から腸内細菌を中心にした自己免疫力の強化を意識的に行っているので、ほとんど(インフルエンザを含めた)風邪をひかないのだが、今回は風邪をひいた。熱はないのだが、鼻水が出て、なんとなくだるく、眠い。数日寝ていたかったが、年度末なので4年生の成績を早く出さなければいけなかったし、何しろ確定申告が15日までだ。大学に出す旅費請求のための領収証が見つからなくて、新たな支払い証明書を書いてもらいに飛行機の切符を買った旅行会社に出向いたり、帰ってきたら書いてねと言われていた、フリーペーパーの文をまとめたり、帰ってきた途端になんとなく忙しい。その合間を縫って必要経費の計算や、
年度末の保険の年度払いのお金の調整。いやはや。
というようなことを鼻水すすりながら片付けた。本当に今日あたりからいつもの1日にやること1っ個のペースに入れたかなと思う。