山の頂上にある石。
この山が山になったので、
この石が石になったのか。
2024年 2月13日
雲ひとつない青空。15度まで気温が上がるという予報。
空気は乾いている。
夜布団に入ってラジオをつけると、面白いことを話していて、ううむこれは覚えておかねば!と思ったところまでは記憶にあるのだが、どうも、すぐに寝てしまっている様なのだ、その後の記憶がない。
毎月13日は、僕の趣味(戦車模型作り)の雑誌が出る日だ。仙台に出なくてもよくなった日から、僕は地元の昔(僕が生まれる前)からある本屋さんに、その(特殊な)雑誌を取り寄せてもらうことにした。たぶん、こういうことをしてもらうと、(今の複雑な流通機構の中の最端末にあるであろう)その本屋さんには、僕の知らない範囲で、さまざま迷惑をかけているのではないか、心配だ。
とは言え、今日の様にすごく天気の良い、暖かい冬の日、ぶらぶらと、昔の宿場町岩沼の、昔からの商店街の旧国道4号線に沿った、線が引かれただけの歩道の端ををゆっくり歩いて、ガラスの引き戸を開けて入る本屋さんに行って、そこのオカミさんと少し世間話をしながら、僕の昔からの趣味の戦車模型の雑誌、最新号を受け取り、そのまま駅前まで歩いて行く。そうして、いつも行く喫茶店で、今受け取って来た雑誌を読みながら、ランチ定食のスパゲッティーを食い、美味いコーヒーで締め、970円を払い、できるだけゆっくり歩いて帰宅。
こう言うことを一人でしている間、僕が見ている物、嗅いでいる空気、浴びている太陽。前に書いた本を読んで自分のものに成っている分の自己。ありがたいことだ。