彼の後からついて行く。

彼の世界。

私の世界。

同じモノの筈なのに、

異なった世界。

2025年  2月23日

厚いモクモクした雲の切れ間に、ものすごく青い空。乾いた冷たい空気。


これまでは、しばらく人と話さないでいると、この文章を書くことが多かった。ここしばらく文章が途切れていたのは、そうではない状況だったという事だ。

しばらく前から2月24日に、話を聞きに昔の友人が来る事は決まっていた。そして2月は、静かに確定申告のためのレシートの計算をしている月のはずだった。今年は、そうはならなかった。未だに計算は始まってもいない。


これまでも、時々、昔からの友人が家に来て、ペレットストーブの火の前で、取り止めのない様々なことを話す事はあった。もう、だいぶ長い間生きてきたのだから、当たり前だ。

昔からの、という事は、どうしても趣味のことを巡ってということが多くなる。そういえば、あまり美術をめぐる人はこない。


2月19日に石巻に来て、全くそれと同じような対談を、公開でしませんかという話が、O林君から来た。ううむ、どうなの?ま、とにかく、時間はあるのだから、断る理由はない。彼のリクエストに沿って、持っているアメリカ軍の軍用ライフル銃(あ、もちろん、モデルガンですよ)をケースに入れたヤツ(これが、本当に重い。こんなに重かったのか。)を背負って、朝から東北仙石線に乗って石巻(しばらくぶりだ)に出かけた。そうして、本当にとりとめのない様々な話を午後いっぱいした。


それとは、全く別に、17日、昔からの友人に招かれて、彼女の家に行き、昼飯をご馳走になった。21日は、紅子としばらくぶりに亘理の荒浜に行き、古道具屋を回ったり海鮮丼を食ったりし、昨日22日は三越(本当は藤崎だった)で、好物の赤福を売るというので、朝から出かけ、帰ってきたら、小学校の時の同級生の京子ちゃんが来て、懐かしい話をし、またみんなで来るからと、帰って行った。彼女らとは、小5、6年の時、ミッキータイムズと言う名のガリバン摺学級新聞を発行していた間柄で、いやはや、一体どうしちゃったのだろう。でも、楽しみだ。


先週までは、家の人意外とは、ほとんど人と話をせず、犬と毎日決まった少しの散歩をし、1週間千円ほどで、生活していたのに、今週になったら、毎日電車で出かけ、誰かと長い話をし、帰って来ると、歩数計は、毎日1万歩を超えていたりする。面白いなあ、とにかく自分が何もしなくても、世界は。フラフラ動いていく。長く生きるってこう言うことだったのか。