僕は人なので、
手の指は、親指が離れている。
だいぶ長い時間をかけて、
こうなった。
思えば不思議なことだ。
2025年 3月 1日
今朝、昔からの友人から電話があって、3月22日の朝から、模型の蒸気機関車を動かすためのレール敷設を、今年も、岩沼の花トピアでする旨の連絡があった。模型とはいえ、本物の蒸気機関車を動かすには、ごく普通に本物の線路を敷かないとすぐ脱線してしまう。花トピアでは下に砂利を敷かないので、水平を出すのが本当に大変なのだ。
本当に蒸気で機関を動かすには、中にギッシリパイプの詰まった機密の高い鉄の太いパイプの中に、水をこれまたギッシリ詰め、様々な方法で火を炊いてその水を沸騰させ、それを使ってシリンダーの中のピストンを行き来させる。僕は自動車のエンジンから入ったので、一つの爆発を使って、ピストンを押し下げるだけで済んでいたのだが、まず最初の機械=蒸気機関は、行き来、両方をきちんと力=蒸気力を使って動かしていた。行き来なので、ピストンは少なくとも2ついる。とにかく動くまでの話が面白く、興味深い。
3月10日
高い、青空。乾いたほの温かい空気。
今、確定申告を終えて、市役所の向かいのカフェで、サンドウイッチと珈琲の昼飯を食って帰ってきたとこ。ふうう。思えば大したことではないのだが、一応、ふううとなるのは何故なんだろう。
計算が基本的に苦手なところに、年取って、全体を見渡すときに様々ウロウロしてしまうようになったことが重なってきたようなのだな。とにかく、ま、次の作業に移れる。しばらくこの文章から離れていたのは、その為だ。
この前のブログについている写真は、僕がいつもいる場所から北側を見たところだ。奥に水色に写っているのが、僕の古い自動車、絵に描いたようにアナログ駆動の、シトロエン2CVだ。
左手に光っているのはペレットストーヴ。この家を新しく作る時、ぜひ薪ストーヴを入れたいと画策したが、隣の家との隙間が足りず諦めていた。そうしたら、同じような考えで、ペレットを炊くストーヴがあるという事を知って、様々実験しながら、今のこのシステムに落ち着いた。寒くなると、この炎の前に布の折りたたみ椅子を置き、それに座って、池波正太郎の小説を読む。ううむ、偏った生活だ。でも、もう良いのだ。そうして夕方、犬と散歩に出かける。ううむ、偏った生活だ。でも、それで良いのだ。今日も、そろそろ、散歩に出掛けよう。